山口県の救命艇メーカー視察訪問

Jun 4, 2012

沿岸部にある保育園の園長先生からのご依頼を受け、国内でたった2社しか無い全閉囲型救命艇メーカーの内の一社に、保育園に設置する津波救命艇の製作を依頼する為、園長先生、弊社役員数名、及びコンサルタントで山口県にある造船会社ニシエフの本社まで視察訪問に出向かせて頂きました。
この会社は国内FRP造船のリーディングカンパニーとして活躍されており、救命艇だけでなく大きな漁船や防衛省のボートなども製造されていました。全閉囲型救命艇と一口に言っても幾つかの種類が存在し、中にはロケットの様な形をして高いところから水面に落下して避難する「フリーフォールタイプ」等も存在していました。避難の際に一刻を争うバルク船等には近年搭載が義務付けられているとか。

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今回のシェルター製造にあたっては、また別のタイプ「グラビティ型」の全閉囲型救命艇をベースにする事となり、そのタイプに実際に乗船させていただくことが出来ました。しっかりとしたエンジンも付いていて、水面を自力で移動することも可能でしたが、津波シェルター製造時にはエンジンは搭載せず、その分沢山の人達を乗せて浮かび続ける事に重きをおく方向で設計していく事と致しました。

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船内は思っていたよりも広く快適で、しっかりとした船の設計をされているせいか、水面に浮かんだ際も十分に安定して万一の避難時の不安を払拭してくれるような頼もしい乗り心地でした。更にシェルター製造時には余分な機能を外して沢山の人達が乗り込めるように改造していくことで方向性も決まりました。

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今後どのような津波が保育園に押し寄せようとも、保育園の園児やスタッフ全員を必ず助ける為にはどうしたら良いか、思いつく限りの可能性を拾い出し綿密な安全性の協議を行い、1泊2日のニシエフ本社、工場視察の旅を終えました。