復原試験

Sep 25, 2012

工場視察2日目、最後のメインイベントして完成したシェルターの復原試験を行う事になりました。全閉囲型の救命艇はSOLASという世界基準で万一水面で逆さまになった状態からも自力で正常姿勢に復元できる「復原性能」を有している必要があるのですが、今回シェルターとしてエンジンを外したり自立式の脚を付けたりしたこの艇も「復原性能」をきちんと持っているかを実際に確認するための試験です。
本当は想定搭乗人数が座った状態で試験を行いたい所ですが、今回は椅子の上に想定重量分の土のうを積み上げ、しっかりと固定した状態で試験を行うことになりました。
強風のあおりを受けて当初予定していた海岸からニシエフさんの工場に会場を移し実験を行いましたが、ゆっくりとクレーンで吊り上げ逆さ状態にした船体をすっと離した状態から、シェルターはスムースに正常状態に自力で戻りました。その安定した勇姿を目の当たりにし、ますますこのシェルターの安全性を確信した一幕となりました。


実際の災害時には、どのような水のうねりがシェルターを襲うともわかりませんが、とにかくこの船は浮かび続け、そして何かのきっかけでひっくり返ろうとも必ず起き上がるという絶対的な安心感を得ることができました。

DPP_0333_R
クレーンで水面に浮かべ試験の準備を開始
DPP_0407_R
逆さ状態でも安定し、水の浸入も一切確認されませんでした。